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市民公開講座「みんなで考える未来の血友病診療」が開催されました。多数のご参加、ありがとうございました。

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  • 2018.12.12
12月9日(日)午後2時から、市民公開講座「みんなで考える未来の血友病診療」が、ステーションコンファレンス東京にて開催されました。この市民公開講座は、AMEDエイズ対策実用化研究事業の「HIV関連病態としての血友病の根治を目指した次世代治療法・診断法の創出」研究班の主催によるもので、患者や医療者、一般市民等90名近くが参加しました。特に患者は遠方からも参加され、新しい治療への期待と関心の高さが感じられました。
 
まず、AMEDプログラムオフィサーの赤塚俊隆先生と厚生労働省エイズ対策推進室の原澤朋文氏からご挨拶を頂きました。
 
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講演では、最初に研究代表者の大森司先生から「遺伝子治療・ゲノム編集治療への期待」ということでお話を頂きました。大森先生が研究している遺伝子治療は、血液凝固因子をつくる正常な遺伝子をベクターと呼ばれる「遺伝子の運び屋」を使って肝臓に届けるというもので、安全性も高い技術です。また、昨今ニュースでも話題になっているゲノム編集という遺伝子の切り貼りを行う新しい技術の研究を進めており、これらを用いた血友病Bのマウスでの治療は成功しています。
 
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また、嶋緑倫先生からはインヒビターのある患者への新しい製剤の開発、濡木理先生からはゲノム編集で遺伝子を正確に切り取る「ハサミ」の役割を持つCRISPR/Cas9についての興味深いお話をして頂きました。篠澤圭子先生からは保因者診断の方法とその課題について説明をしていただき、松本剛史先生からは定期補充療法をあまり行っていない軽症や中等症の患者や止血しにくい保因者の問題にも目を向けていく研究の意義を説明していただきました。柿沼章子氏からは遺伝に関する相談機会の少なさが指摘され、WEBによる情報発信と相談機会の創出についての話がありました。
 
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各先生方の熱の入った講演で予定より時間が超過してしまったため、パネルディスカッションは行われませんでしたが、それでも十分中身の濃い市民公開講座でした。
 
最後にこの研究班に長らく関わってこられた坂田洋一先生からは、閉会の挨拶として、AMEDの研究を通して遺伝子治療が加速度的に進んでいくことを期待したいというメッセージを頂きました。
 
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市民公開講座「みんなで考える未来の血友病診療」
 
司会
 井上洋士(国立がん研究センター主任研究員/放送大学客員教授)
挨拶
 赤塚俊隆(国立研究開発法人日本医療研究開発機構 プログラムオフィサー)
 原澤朋史(厚生労働省 結核感染症課 エイズ対策推進室 室長補佐)
講演
「遺伝子治療・ゲノム編集治療への期待」
 大森司(自治医科大学 医学部 生化学講座 病態生化学部門 教授)
「血友病診療から新しい治療薬をつくる」
 嶋緑倫(奈良県立医科大学 小児科 教授) 
「タンパク質の形を見て機能を考える」
 濡木理(東京大学大学院 理学系研究科 生物化学専攻 教授)
「血友病の診断と遺伝子」
 篠澤圭子(東京医科大学 臨床検査医学科 講師)
「軽症血友病や保因者の出血傾向」
 松本剛史(三重大学附属病院 輸血・細胞治療部 副部長・助教)
「これまでの患者支援の経験から」
 柿沼章子(社会福祉法人はばたき福祉事業団 事務局長)
パネルディスカッション
質疑応答
閉会の挨拶
 坂田洋一(自治医科大学 客員教授)

 

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