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◇はばたき血友病情報「中外製薬開発中の血友病A治療薬候補バイスペシフィック抗体製剤(ACE910)、年内にP3試験開始へ」

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  • 2015.6.25
 「血友病A治療薬候補がP1/P2試験で好結果
 
     中外製薬、年内にP3試験開始へ」
 
 
  中外製薬は6月23日、血友病A治療薬として開発中の
 
 抗第Ⅺa因子・抗第Ⅹ因子バイスペシフィック抗体「ACE910」について、
 
 臨床第1相(P1)試験「ACE001JP試験」の継続投与試験となるP1/P2試験
 
 「ACE002JP試験」の中間データで、インヒビターの有無にかかわらず
 
 良好な忍容性と有効性が確認できたと発表した。
 
  カナダ・トロントで開催の国際血栓止血学会年次総会で報告された。
 
 
 「ACE002JP試験」は、血液凝固第Ⅷ因子に対するインヒビター保有もしく
 
 は非保有の日本人血友病A患者18人を用量別に3群に分け、ACE910の安全性
 
 と有効性について探索的な検討を行ったACE001JP試験の継続投与試験。
 
  ACE002JPの被験者数は2人減って16人だった。
 
  これら2本の試験データの中間解析を行った結果、インヒビターの有無
 
 にかかわらず、フォローアップ期間の5.6~18.5ヶ月間で良好な忍容性と
 
 安全性が認められた。
 
  有効性では、ACE910の週1回の皮下投与(皮下注射)により、インヒビター
 
 の有無にかかわらず、各コホート(用量群)で出血抑制効果が認められた。
 
 同社は今回の好結果を受け、2015年中に日本を含めたグローバルP3試験を
 
 開始する計画。承認申請は18年以降を予定している。
 
  (平成27年6月24日付     「日刊薬業」)より
 
 
 ※ 血友病A製剤の第Ⅷ因子に新たな作用機序を持った治療製剤であること、
 
  インヒビターあるなしにかかわらず出血抑制効果があること、
 
  週1回投与で有効性を保たれる・皮下注射
 
  何といっても、国内開発、国内生産・販売が見込まれる世界に通用する
 
  治療薬であること、
 
  輸入製剤が増えている中で安定性・安全確保についても国外より
 
  迅速対応が保たれ、国内自給としても有益であること、
 
  など期待が大きい。
 
  一方、心配は、当該因子に対するインヒビターの発生はあるのか、
 
  今後の副作用等の問題は大丈夫か、
 
  今後は、週1回ではなく月1回の製剤を目指してほしいなど、
 
  やはり期待感が大きい。
 

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