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[ この数か月、HIV/AIDSでの医薬情報から  5月18日抗HIV新薬「エジュラント」迅速承認など

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  • 2012.5.23

【 HIV/AIDS 】≪この数カ月、HIV/AIDSでの医薬情報から 

          5月18日新薬「エジュラント」迅速承認など≫

 

 5月23日 『厚労省 抗HIV薬「エジュラント」を迅速承認』
 
      <厚生労働省は5月18日付でヤンセンファーマのHIV感染症

      治療薬「エジュラント錠25mg」(リルピビリン塩酸塩)を

      承認した。4月19日の医薬品第二部会ではエジュラント錠

      の他にも承認を了承した品目もあったが、他の医薬品に先

      駆けて承認した。同省医薬食品局審査管理課によると、エ

      イズ治療薬は緊急性が高く迅速な承認手続きを取ることが

      通知で定められている㊟>

    (エジュラント錠は、HIVウイルスが複製に利用する逆転写酵
     素を遮断する非核酸系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)。通常、
     成人には1回25mgを1日1回、食事中または食直後に経口投与。
     投与に当たってはほかの抗HIV薬との併用が必須となる)
     
    (5月23日付「日刊薬業」から) 

     ㊟薬害HIV裁判和解で、平成9年に抗HIV薬などの迅速承認が
      定められた)   

          追加:「エジュラント錠」、処方日数制限を設けない。


 4月12日 『HS振興財団調査 薬剤貢献度の伸び、最大はHIV・エイズ』

      <ヒューマンサイエンス(HS)振興財団の医師らに対する疾患
 
      別薬剤貢献度調査(HS振興財団がまとめた「国内基盤技術調査報

      告書-2020年の医療ニーズの展望-から」で、2010年度調査と

      1994年度調査を比べると、HIV・エイズの薬剤貢献度は64.4ポイ

      ント上昇して最大の伸びを示した。94年度は17.4%だったが、10

      年度は81.8%に上がった。16年間で60ポイント以上伸びた疾病は、

      慢性B型肝炎、関節リウマチ、慢性C型肝炎となっている。>    

 
 4月11日 『中医協 グラクソ・スミスクラインのニューモシスチス肺炎治

      療薬「サムチレール内用懸濁液 15%」について、処方日数制限

      なし』

      <サムチレールについて、2010年10月に中医協で了承された新薬

      の14日処方制限ルールの緩和に基づき、11日の中医協総会で、処

      方日数の制限を設けないことを提案、了承された。これにより、

      薬価収載直後から長期処方が可能となる。>

     ※理由の説明▽通常、HIV感染症に関する多剤併用療法の実施時に
     併せて投与するが、HIV治療薬の処方日数制限がない中で、同剤だけ
     に制限を加えると治療に支障をきたす恐れがある▽HIV感染症の外来
     患者は、遠方の専門医療機関に通院するなど、2週間に1度の間隔で
     通院することが困難な場合がある、など。
     (平成24年4月12日付「日刊薬業」から)

  2月13日 『ニューモシスチス肺炎(PCP)の発症抑制剤』

      <中外製薬 「バクトラミン」、PCP及びその発症抑制の

      適応追加の公知申請>

     中外製薬の合成抗菌剤「バクトラミン配合剤」「同配合顆粒」

    は、昨年12月に開催された厚労省の「医療上の必要性の高い未

    承認薬・適応外薬検討会議」で、PCPおよびその発症抑制の適応

    みついて公知申請に該当すると評価された。

    (PCPはHIV感染や免疫抑制剤使用などによる免疫不全状態の患者
     に発症する日和見感染症の一つ。治療を施さないと致死率がほ
     ぼ100%といわれている重篤な疾患で、HIV感染者のPCP発症率は
     約40%とAIDS指標疾患の中でも最も高く、1ヵ月あたりの死亡
     率は発症者の15-20%と推定されている。)

    (2月14日付「日刊薬業」から)

     ※PCPの治療・発症抑制の薬としては塩野義製薬のST合剤がよく
     知られている。これらの薬は副作用・アレルギー反応が多く、
     専門医のいる医療機関で治療をすることが望ましい。
      一方。PCPが起こらないよう、早期の検査と治療が何よりであ
     る。


 

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