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[ 24年度厚労省概算要求で、エイズ新規患者増えているのに、削減。 治癒なき患者の命を相変わらず冷遇

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  • 2011.9.30

≪  AIDS新規感染者数、四半期ベースで過去最高(136件) なのに、
 24年度予算概算請求でエイズ対策費は減少 治癒なき新感染症、国は放っておくのか! ≫


 厚生労働省エイズ動向委員会によると、2011年第2四半期(11年3月28日~6月26日)の新規
AIDS患者報告数は136件で四半期ベースで過去最多となった。また、新規HIV感染者報告数は、
217件で前回報告件数と比較して減少した。同日発表された岩本愛吉委員長(東大医科研教授)
コメントでは「新規エイズ患者報告数の増加は、潜在的な感染者数の増加とHIV抗体検査の遅れ
を示唆している」と指摘。「HIV抗体検査・相談の機会を積極的に利用していただきたい」とし
た。
 新規HIV感染者は同性間性的接触による感染が148件で約68%を占め、特に20~30代に
多い。異性間の性的接触は39件(18%)。新規AIDS患者は同性間性的接触が68件(約50%)、
異性間性的接触が43件で約32%となった。年齢別では30代以上が多い。
  (平成23年9月29日付 「日刊薬業」から)

 医療介護CBニュース(23年9月27日配信)によると、
 今年第2四半期の保健所などで行っているHIV抗体検査数は3万1553件で、前年同期
の3万2011件から減少。相談件数も3万8784件で前年同期の4万181件から減った。
 岩本愛吉委員長は新規エイズ患者報告数が増加したことについて、「早期検査をすれば、エ
イズ発症前に発見できるが、検査を受けないためにエイズを発症してしまう方が増えている」
「早期発見は、個人においては早期治療、社会においては感染拡大防止に結びつくので、HIV
抗体検査や相談の機会を積極的に利用していただきたい」と述べた、と報じている。
 

 抗HIV薬が進歩しているが、ウイルスコントロールの歴史も浅く、治療上の副作用や、治癒
なきエイズ医療が続く中で、このところのエイズ対策予算の減少が続いていることから、薬害
HIV感染被害に基づく医療体制整備がないがしろにされていることも許されない。相変わらず、
患者の命を軽んじている予算どり、改められたいと怒りで燃えている。

 

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