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はばたきメモリアルコンサート 今回の注目ポイントは?

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  • 2013.2.19

いよいよ開催まであと2週間に迫った「第9回はばたきメモリアルコンサート」。今回の演奏の注目ポイントをご紹介いたします。

その他のコンサート情報についてはこちら

 

【今回のゲストとブラームスのホルントリオ】

今回はゲストに元NHK交響楽団首席ホルン奏者の松崎裕氏と長年コンビを組んでいらっしゃるピアノの広海滋子さんをお迎えして、ブラームスのホルントリオから1、3、4楽章をお届けします。
この曲はトリオというだけにホルン、ヴァイオリン、ピアノで演奏されます。完成した1865年、ブラームスは、母を亡くしました。この作品は母に捧げる悲歌とも言われています。
 ブラームスは幼い頃からホルンに親しみ、その音色を愛していました。彼の交響曲などでも、ホルンが極めて重要な役割を果たしています。ホルンが登場する彼の室内楽は、唯一この作品のみ。ブラームスはこの曲で、ホルンの豊かなで柔らかな音色を表現しています。ブラームスはホルンという楽器にとても親しんでいたことがわかります。
 
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【新人紹介】
 このコンサートともにはばたいてほしいという思いから、初回より毎回新人の方に出演していただいています。実力十分な演奏者のみなさんですが、今回はファゴット奏者の福士マリ子さんに登場いただきます。今回のコンサートで演奏される「竜夢」は、高名な作曲家でありマリ子さんのお父様である福士則夫氏が作曲をされ、昨年10月が初演という新しい曲。楽しみがふくらみます。
*ファゴットって? 
 
 
【やすらぎの翼】 
このコンサートの総合音楽監督である池辺晋一郎氏が薬害HIV感染被害者のために作曲してくださった『やすらぎの翼』、初演より毎回演奏しています。弦楽三重奏の重厚な音色は演奏者の想いと聴く人の心を反映するのか毎回異なった音に聞こえます。
やすらぎの翼に込められた池辺氏の想いをここでご紹介します。また会場では、原譜とメッセージが掲示されます。
 
「やすらぎの翼」は癒しのための音楽ではあるが、
慰めではない。
自然界の生きとし生けるものすべて、
どんな瞬間も動き、蠕動している。
何ものも、
故意にその自然な息づきをとめることはできない。
薬害エイズは、理不尽の極。
いのちが悲しみ、怒っている。
だが、いのちは蠕動をやめない。
翼をいつも秘めている。
その意志をこそ、やすらぎと呼ぼう。
いのちを輝かせるための癒しを!
その願いを込めて、作曲した。
 
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【詩の朗読と即興演奏】
毎回アンケートでもたいへん好評をいただいている詩の朗読。迫田朋子さんが薬害HIV感染被害者の心の中にある秘めた思いを詩にしたためました。裁判の前からずっと被害者に寄り添ってきた迫田さんだからこそできる、情感のこもった朗読は池辺晋一郎氏によるピアノ即興演奏とともに、会場を感動に包みこみます。
 
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【モルゴーア・クァルテット】
毎回はばたきメモリアルコンサートには欠かせない存在なのが弦楽四重奏団モルゴーア・クァルテットです。いつも素晴らしい弦楽四重奏の醍醐味を味わわせてくださいます。なお、今回出演してくださるのは、ヴァイオリンの荒井英治氏、ヴィオラの小野富士氏、チェロの藤森亮一氏の3名です。池辺氏の思いのこもった「やすらぎの翼」を今回も魂を揺さぶる演奏で表現してくださいます。また、ベートーヴェンのヴィオラとチェロのための二重奏曲では、めったに聴くことのできない小野氏と藤森氏のデュオがあります。
 
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