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公開シンポジウム「HIV/HCV重複感染患者に対する肝移植の現状とこれから」開催が開催されました

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  • 2016.10.28
10月1日(土)午後4時から、ステーションコンファレンス東京602CDにて、「HIV/HCV重複感染患者に対する肝移植の現状とこれから」という公開シンポジウムが開催されました。
 
当日は、長崎大学でHIV/HCV重複感染患者の肝移植の研究班に取り組んでいる江口晋先生をはじめ、ブロック拠点病院で重複感染患者を診療している医師も参加して行われました。また、厚生労働省時代にこの研究班の立ち上げに尽力された参議院議員の秋野公造議員も駆けつけました。
 
研究班の活動の中で、重複感染患者の肝臓の状態が数値以上に悪いことが分かり、学会で移植登録の順位をランクアップしてもらうことができたこと、そうしたことが2年前の被害者の脳死肝移植につながったことなどが報告されました。また、免疫抑制剤の血中濃度を調整しやすい新しい抗HIV薬も登場し、術後の管理も向上したとのことでした。
今年の8月には、2例目となる脳死肝移植が北大病院にて行われました。手術は無事成功し、ちょうどこの日、退院されたとのことです。
 
また、HIV/HCV重複感染患者の肝移植研究班を最初に引き受けて下さり、この研究の道筋を作ってくださった兼松隆之先生からは、今後は重複感染者の肝移植のための拠点をいくつかの施設に集約すること、そして連絡先として事務局をつくることの2つの提言をいただきました。
 
重複感染患者の肝臓は待ったなしの状態で、今まさに移植を待っている患者がいます。また、移植が間に合わずに残念ながら亡くなった患者もいます。この研究班がさらに加速し、重複感染患者の脳死肝移植がさらに進むことを期待したいと思います。
 
 
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