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≪ HIV感染被害者 HIV/HCV重複感染による重度肝硬変から 5月から6月にかけ肝臓移植手術、2例実施 ≫

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  • 2014.6.12
 [ HIV/HCV重複感染者の肝臓移植手術、5月から6月にかけて2例実施
 
 木村班全国検査が徐々に進む中で、移植適応症例の患者が顕在化  ]
 
 
 HIV感染被害者は大多数がHIV/HCV重複感染があり、そのためこの
 
抗HIV薬による治療の進展でエイズ発症は稀となる。その反面同じ血液凝固
 
因子製剤投与によるHCV感染で、重複感染による肝臓疾患の悪化が急速に進み
 
30-40代の年齢で肝硬変や肝がんへと悪化・死亡する被害者が増えていた。
 
最終治療の選択に肝臓移植があったが、被害者の肝疾患悪化程度を正確に検査
 
している医療機関が少なく、血友病HIV感染被害者の長期療養研究班(木村
 
哲 エイズ予防財団理事長)や血液製剤によるHIV/HCV重複感染患者の
 
移植適応に関する研究班(江口晋長崎大学大学院移植・臓器外科教授)による
 
肝疾患の全国検査の呼びかけから、徐徐ではあるが検査が進み移植対象者や肝
 
硬変患者への対策への研究の道が開けてきている。
 
そのなかで、この度5月末と6月始めに被害患者の肝臓移植手術が実施された。
 
一人は生体肝移植、もう一人は日本で初めて被害患者への脳死肝移症例。
 
現在まだ回復の術後経過を手厚くケアしている途中ではある。
 
早く、元気を取り戻し、血友病の不足している凝固因子もすでに新しい肝臓で
 
造り始めていていることから、別世界への経験(既移植体験者談から)に踏み
 
出してもらうことを期待したい。 
 
 
 
 

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