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第27回日本エイズ学会学術集会 「HIV陽性者参加支援スカラシップ」募集のお知らせ

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  • 2013.7. 8
 HIV陽性者参加支援スカラシップ委員会では、2013年11月20日(水)~11月22日(金)に熊本で開催される第27回日本エイズ学会学術集会に、より多くのHIV陽性当事者に参加してもらえるよう、スカラシップ(学会参加費等補助)を提供します。医療情報をはじめとして、HIVに関わる最新情報を学び、さまざまな専門家らと交流できる機会である学術集会に参加するために、ぜひこの第27回日本エイズ学会学術集会「HIV陽性者参加支援スカラシップ」を活用してください。
 
 HIV陽性者にとって、医療は切実な問題であるにも関わらず、専門家が意見を出し合って討議し、また、新たな治療が提示される学会や学術集会に触れることはこれまで稀なことでした。全国にいるHIV陽性者にとって経済的や地理的、また心理的に参加しにくい学会の場に、少しでも参加する機会を拡大するために、わたくしどもHIV陽性者当事者団体・支援団体では、HIV陽性者の学会参加を促すスカラシップを、2006年より共同事業として継続して行っています。
 
 以下より「HIV陽性者参加支援スカラシップ応募要項」をダウンロードしてお読みになって、「HIV陽性者参加支援スカラシップ応募書類」に必要事項をご記入のうえご応募ください。応募〆切は9月30日(月)必着です。
 
・スカラシップ応募要項・応募書類
 Word  PDF
 
・スカラシップ応募にあたって
 スカラシップの応募や学術集会について、くわしくは以下の情報を参考にしてください。
 ・スカラシップによる学会参加の流れ PDF
  ・学会への参加を迷っている方のためのQ&A PDF
  ・第27回日本エイズ学会学術集会・総会Webサイト http://www.secretariat.ne.jp/aids27/link.html
 
・スカラシップ恊働シンポジウムのお知らせ
スカラシップ委員会では、第27回日本エイズ学会学術集会のプログラムとして、下記のシンポジウムを企画・運営します。
「治療と社会的偏見の解消」
11月22日(金)13:10~14:30 於 第1会場・市民会館ホール
座長:大平勝美(はばたき福祉事業団)
   長谷川博史(日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス)
演者:高久陽介(日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス)
   生島嗣(ぷれいす東京)
   後藤智己(はばたき福祉事業団)
   健山正男(琉球大学)
   井上洋士(放送大学)
 
 近年の治療の驚異的な進歩と福祉制度の整備によって、HIV感染に伴う健康上の困難さは以前に比べて次第に薄れつつあります。一方で、検査や治療へのアクセスが確保されなければ、エイズ発症により生命の危険や予後への悪影響があることに変わりはありません。
 日本におけるAIDS患者(エイズ発症によってHIV感染が判明する人)の割合は、この数年間変わっておらず、HIV感染者本人の検査や治療へのアクセスは、現在もなおエイズ対策における重要課題であると言えるでしょう。
 しかし、エイズ発見から約30年が経過した現在でも、HIV/AIDSに対する社会の偏見は根強く、多くの人々にとってHIV/AIDSは直視することのない他人事であり、このことはHIV感染のリスクがありながら検査を受検しない要因と考えられています。また、医療現場におけるHIV感染者への診療拒否や差別事例や、地方におけるプライバシーへの不安など、HIV感染者自身が社会生活において直面する生きづらさとも深く関連しています。
 本シンポジウムでは、こうした現状についてHIV感染者の視点から見直し、治療薬など医学の進歩だけでは解決しないHIV/AIDSの問題、HIV患者のQOL等に関する課題を討議していきます。
 

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