薬害エイズ和解記念集会
日本赤十字社 社長 清家篤 様
本年、東京・大阪の薬害エイズ訴訟の和解成立から30年を迎えました。改めてこの薬害によって、亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、今なお苦しんでいらっしゃる方々に心からお見舞いを申し上げます。
薬害エイズは、日本における医療の安全性及び信頼性を根幹から揺るがす大事件であり、大きな社会問題となりました。当時、血漿分画製剤を製造・供給していた日本赤十字社にとっても、「使用される方々の命と尊厳が守られるよう、安全な血液製剤をお届けする」という重大な使命を、改めて認識する契機となりました。
それ以来、より安全な血液製剤をお届けするべく様々な対策を講じてまいりましたが、更なる対策として令和7年7月に血小板製剤への細菌スクリーニング検査を導入いたしました。今後も血液製剤の安全性に万全を期する所存でございます。併せて、需要の増加している血漿分画製剤用の原料血漿につきましても、国からの計画に基づきしっかりと確保してまいります。
和解成立から30年という節目を迎えましたが、薬害エイズは時と共に風化させてはならない歴史です。日本赤十字社としてもその事をしっかりと心に刻み、一層の努力を重ねてまいります。









